味の評価とおすすめ度:★★★★★4.8
旬の脂ののった大型の物は全魚の中でも1.2を争う旨さ!
ただ市場には小さくて細いのも入荷して、それも高値。
これは脂もなく価格ほどの旨さはない。
大型でも目利きを外すと失敗するので満点は避けた。
価格・産地・呼び方など
小型の細いものでもk2500~3000円。
これは値打ないが産地評価が高いので仕方ないのか。
大型の物でもなぜかこちらの市場ではk2500~3000円。
鹿児島からくる大型の物は特筆すべき旨さ。
正式名の「ハマダイ」より「オナガ」と呼ぶ人が多い
この魚の見た目の最大の特徴は
この長く美しい尾ひれ。
なので「おなが」と呼ばれることも。
意外と関西では知らない方が多い魚です。とくに本名のハマダイでは通用せず、オナガで呼ぶ方が多いです。
ちなみに幼魚の尾ひれはそこまで長くありません。
魚体もほっそりしてまるで別の魚。
ただでさえ漁獲量の少ない魚。
なのに沖縄・九州・関東などでは超人気の高級魚!
あまりの人気に関西への入荷が極めて少ない!
なので関西での知名度はかなり低いのだと推測されます。
味は最高評価!★★★★★5つ星!
「甘みがあって、魚らしい旨味に満ち溢れている!」
「その味は【のどぐろ】と双璧をなす!」
とこれ以上ない評価をする方が多い!
一般的な知名度は「のどぐろ」が圧倒的ですが、「美味しさでは【はまだい】の方が上!」という声も多いです。
一方で「期待外れ」の声もチラホラ
時期を外したものや、小さいもの、ほっそりしたものは『脂』がないことが多い!
例えば小笠原からよく入荷するこのサイズのハマダイや
鹿児島でもこんな感じのハマダイ。
魚体は大きくても、ほっそりしてやはり脂が少ない。
それでも十分おすすめに値する味わいなのですが・・・
『脂のり』が重視される昨今、たとえ身の味が良くても、人によっては「たいしたことない」と評価されてしまう。
高い魚だけに期待値も高いんですね( ゚Д゚)
最高の脂のり!これがこの魚の本来の姿だ!
先ほどのハマダイとは肥え方も色艶もまるで別物!
「いかにも」美味しそうでしょ。
これをおろして皮を引くと・・・ビビります・・
雪でも積もったかのように見えるほどの分厚い白い皮下脂肪
鮮やかな赤と脂の白のストライプは強烈な印象!
見た目すごいでしょ!
それ以上にその味には感動すら覚えます!
1kgほどの物でも脂のりの良いものもいますが
4kgを超える位の方がこんな感じの物が多くなります。
大きいものの方が脂ののった個体が多いのが、「大きいほど美味しい!」と言われる理由のひとつであります。
脂がのっているかどうか・・・しっかり目利きして見極めましょう!
まずはしっかり魚体が肥えてるか見ること。
こんなラグビーボールみたいな体型がベスト!
背側の丸っとした感じと、肛門下の身の肥え方を見るのがポイントです。
色艶や身の張り方も重要!
キラッとパリッとしたやつがいいです(語彙力なくてすみません)
時にはこんな個体も
内臓にある脂肪が口から飛び出てきています。
これはもっと分かりやすい!目利きする必要がないくらいひと目で脂がのってるのが分かります。
美味しい食べ方は・・・刺身が最高です!
魚らしい旨味が非常に豊か。
それに加えこの脂が甘く濃厚。
なのにしつこさは全く感じさせず、トロリととろける美味しさ。
ここまでくると焼いても揚げても何したって美味しい!
ですが値段が値段だけに、ほとんど刺身で提供されることがほとんどでしょう。
切るだけなのにどんな料理よりも美味しい・・・素材の力って本当に偉大です。
皮もあらも美味しいから、湯霜造りに焼き霜造り、あら炊き・塩焼き何でも来い。
・・・でもやっぱり
刺身最高です!食べたい
ハマダイの実際の入荷状況
2023-9 最高やん!仲買さんも一目惚れの極上魚体
めっちゃ肥えて旨そうな魚体してるでしょ!
それでもちょっと買うのをためらってたんです。というのもこの2日前に入荷してたハマダイもいい魚体やったのに、あんまり脂なかったんです。
でも今日の方がちょっと魚体良くない?これでアカンかったらどないしよ・・・
心配して損した~最高ですね!
時化で魚の入荷が非常に少ない日でしたが、k2500円!超お値打!