味・おすすめ度:★★★★☆4.4
通好みの味わい、普段養殖魚に慣れている人には物足りなく感じられるかも。
上品な中に深い味わいは天然魚好きにはたまらない!
価格・産地・呼び方など
土佐清水直送便・鹿児島などから。
小さい野締めのものはk1000前後まで落ちることもある。
1kg近いものは高級魚扱いでk2500円前後。

残念ながらこちらの市場ではまだまだ人気薄!
人気薄の原因として考えられる理由
- 漁獲量がきわめて少なく、一般的にあまり知られていない。
- その上見た目に青く、名前にも「あお」が付く。関西の魚屋さんは赤い方が好き。
- しかも決して安くは売られない。
しかし!東京や鹿児島・沖縄などでは高級魚扱い!
まさに知る人ぞ知る魚!希少価値が高いので非常に高値で取引されています。
「ウメイロ」に似てるので「アオウメイロ」と呼ばれることも!
2019年土佐清水&鹿児島直送便にて
超美味しいマイナー魚代表「うめいろ」との夢の共演!

どっちがどっちだかわかりますか?
この魚の旨さが分かれば「魚通」
春~夏~秋よく肥えたものにはお腹の中は脂がべったり!
身には薄っらと混在する感じ。
皮目や血合いの部分に小さいですが白い脂の層が見えます。
透明感のある上品な旨味と甘味。
脂の甘さが加わって非常に余韻のあるあじわいです!

コリコリした「活かり気」や脂の濃厚さを◎とする養殖魚とはまさに対照的。
刺身が旨いが、真価を発揮するのは加熱する料理!
刺身にするなら!
熟成させじっくり味を引き出すのが◎
薄く塩をして吸水シートでほぼ水分を吸いだした「生ハム」仕立ても絶品。
地元では皮を付けたまま「焼き霜」「湯霜」にして楽しむのが一般的。
皮目の風味が豊かなので味に奥行きが出ますがちょっと固い!
刺身も美味しいのに加熱料理をおすすめする理由
- 皮の美味さ、風味の豊かさを存分に発揮できる。
- あらから素晴らしいだしがでる。
- これが最大の理由!身は加熱してもバサバサしない!ふんわり柔らか。また旨味が増す。

つまり!塩焼き・煮付け・フライにお鍋。何しても美味しいんです!
アオダイの料理・レシピ
アオダイ刺身
お腹に脂の塊があってもトロのような脂がのることはない。
刺身にすれば三枚におろしただけでは分かりにくかった、皮目や血合いの脂のりが見える。

地元の方は「とにかくこの魚は皮を炙る」と言ってました。皮は小さくても硬いので、慣れてない方には食べにくいかも。皮を引いても充分旨味はあります!
上品ながらもしっかりとした旨味甘みのある身に、脂の甘みが加わると鬼に金棒。