味・おすすめ度:★★★★★5.0
文句なしの美味しさ!
小さいものはやや水っぽいが、その分柔らかく安い!色んな料理で楽しめるのも魅力的。
価格・産地・呼び方など
淡路などから活けのアオリイカも入荷するが非常に高値。
個人的に好きなのは五島の〆アオリ。
肉厚で旨味・甘味が非常に強いし値段も手頃。
突然ですが問題です。
イカは大きく分けて2つの種類に分類されます。
ひとつはスルメイカ・ケンサキイカに代表される「筒イカ」の仲間。
もうひとつがハリイカ・モンゴウイカに代表される「甲イカ」の仲間。
さて
アオリイカはどっちなんでしょうね?
だからどうってことないんですけどね。
続いて第二問!いってみよう!
アオリイカにはシロイカ型・アカイカ型・クワイカ型の3種類が存在します。
この中で釣り人の間では「レッドモンスター」と呼ばれる、最大5kg・60cmにもなるアオリイカはどれ?
市場で見られるほとんどはシロイカ型。
アカイカ型は南方系で、クワイカ型は沖縄や小笠原に生息します。
本当にだからどうってことないんですけどね・・・
最終問題!超難問クイーーーーズ!
この中に1杯だけ「オス」が混じっています!
さてどのアオリイカでしょう?
お遊びはここまで。今までのクイズの内容はすべて忘れてしまっても構いません。でもあおりいかには、これだけは覚えておいてほしい特長があるんです!
さてアオリイカ最大の特長とは!?
めっちゃ美味しい?!
さすがクイズマン!正解です。
これは科学的にも実証されている事実。
イカの旨味を決定づけるアミノ酸を、イカの中で最も多く含むのがアオリイカ。
だから口に入れた瞬間から、飲み込むまでずーー―っと美味しい!
特に1kgを超えるような大型のアオリイカ!ねっとりした身質にやや硬さはあるが旨い旨い旨い。まさにイカの王様って感じです。
最高級なアオリイカですが、秋ごろの小さなものは安い!けど旨い!
産卵期が4~9月と半年近くもあるのもアオリイカの特徴。
そのため厳寒期以外市場には入荷があるし、地域によって旬の時期も違う。
でも大体毎年、市場に小さなアオリイカが並びだすのが10~11月頃。
こちら11月京都から入荷のアオリイカ。
秋ごろから出回る小さなアオリイカはやや水っぽい。
しかしその分、柔らかくプリッと歯切れがよく旨い。
ちょっと物足りない分は炙ったり、一夜干しにするなど少しの工夫で十分補えます。
これがまた安いんです!
画像の物はこの時期にしては比較的大きいのでk1500円前後します。
ですが「バライカ」と呼ばれるもっと小さなものはk1000円前後の破格値で手に入ることも!
安いので天ぷらやイカリングなど、普段アオリイカではできないような料理を楽しみたい!
大きくなると一気に値が上がってきます
11月も半ばにもなるとガラリと様子が変わる。
先ほどの物とは産地も違うのであしからず。
約800g前後とまだ少し小さめですが、先ほどのような水っぽさはほとんどありません。
やや硬さのある身質でねっとり感も出てきます。
このレベルにもなるとk2000~2500円のやや高値。
2kgの活けアオリイカ。
市場に普通に入荷する中では最大級。
一気に値段は跳ね上がりk2800~3500円ほどに!
ここまで大きくなると刺身は極上の味わい!寒い時期なのでしゃぶしゃぶなんかも喜ばれます。
アオリイカの料理・レシピ
アオリイカの一夜干し
秋頃な小さなアオリイカを使用。身の味を生かしたいので塩味を控えめに仕上げています。
キュッとすだちを絞るだけで十分ですが、人気があるので一味マヨネーズも添えています。
アオリイカのマリネ
さっとゆがいて旨味と甘味を引き出したアオリイカを特製のマリネ液につけています。柚子の香りがアクセントになってさっぱりお召し上がりいただけます。ワインにぴったり!
マリネ液:
砂糖0.3・塩味 適量・酢1・オリーブオイル 1・粒マスタード1・柚子汁 好み・柚子皮 好み
アオリイカの天ぷら
やっぱりこれでしょ!シンプルイズベスト。塩で食べると甘さが引き立ちます。秋の小さなイカは安いのでボリュームもたっぷりで。
アオリイカとカマンベールのアヒージョ
美味しいアオリイカに海老にチーズに季節の野菜。全てをオリーブオイルとニンニクの香りがまとめてくれています。意外と焼酎にも合うんですよ!