味・おすすめ度:★★★★☆3.8
ただでさえ入荷が少なく、入荷があっても小さいもの。
美味しいが「感動」とまでは言えず、多少割高感もある。
脂ののった大きいものは評価が上がる。
価格・産地・呼び方など
土佐清水便で時折入荷するが極まれ。
超レア魚なのでk1800~2200とやや高め。
9月沼津より入荷の7.6kgの大物!
ここまで大きなものは本当に滅多に見られません!
そして肥え方もかなりいい感じ。
アントニオ氏の様な立派なあごですね~
「オオクチ」の名の通り、あごの後ろ端が目の中央より後ろまで達しています。
さらに特徴的なのはエラ。
新鮮な魚のエラは通常鮮やかな赤。
なので、パッとこのエラを見ると「鮮度悪いんちゃうん?!」と見えるかも。
でも違うんです。
よく見てください!元々こんな銀白色なんです。
だからどうってことはないんですが・・・珍しいでしょ!
スラリと細い。
尻尾の形も特長的です。
やや赤みがかった身、血合いや皮目にしっかりと脂ののった良個体!
小さいものにはこんなに脂があったことはありません。
少し水っぽい身なので、塩を当てるなどちょっと〆てあげる方が旨味が引き立ちます。
強烈な旨味はありませんが、独特の風味に脂の甘み。
以前食べた小さなものよりはかなり旨い!
今までの入荷状況から見て、こんなに大きなものはおそらくこれが最初で最後の入荷では?!
土佐清水より!オオクチイシチビキ!・・・なのか?!
こちらの市場では珍しいレアな魚ばかり送ってくれる「土佐清水直送便」
その中でもオオクチイシイチビキは地元でも珍しいと言われるほどの「幻の魚」
でもね、ちょっと見てください。
伝票には確かに「オオクチイシチビキ」と記載されていますが
エラも赤い・・・
どちらかというと、こちらの「ヒメダイ」とぱっと見そっくり!
さて・・・この子も過去に「おおくちいしちびき?」として入荷していたものですが・・・
・口の後半が目の真ん中より後ろに来る・えらの色が銀白色・尻尾の形がスラリと長い
オオクチイシチビキの特徴を持っていないような・・・これ「オオヒメ」ですよね?!
それはさておき・・・
オオクチイシチビキは「チビキ」と付きますが、「ハチビキ」などとは別種の魚。
ハチビキ=ハチビキ科
オオクチイシチビキ=フエダイ科イシフエダイ属。
ちなみに
ヒメダイ=フエダイ科ヒメダイ属
アオチビキ=フエダイ科アオチビキ属です。