味・おすすめ度:★★★★★5.0
淡路・明石などの産地に限定して買うと間違いなく満点。
刺身に天ぷら・焼き物などどんな料理でも美味しく人気。
食材として非常に重要な存在だと思う。
価格・産地・呼び方など
産地によっては「固くて味があまりない」ので注意。
出荷のピーク時はk1500~1800と安いが、その前後はk3000ほどになることも。
100~200gくらいの小だこはk1000くらいで非常に安いが、淡路などからくるものはめちゃ旨くて魅力的。
ちなみにタコは大雨が続くと獲れなくなるので、その時も価格高騰気味・・・
石川・福井・千葉・岡山・淡路など、市場にはいろんな産地のタコが入荷します。
私がよく買うのは淡路や明石の物。逆に日本海の物は安くてもほとんど買いません。
美味しいタコの条件と言われる「太くて短い足」を持つのはやはり淡路や明石のタコ。
日本海の物は歯ごたえはしっかりですが、身の旨味にやや欠けるイメージ。
淡路や明石の起伏に富んだ海底地形には、タコの住処や産卵場となる岩や砂場がたくさん。
そこでは潮の流れが早く、引き締まった体を作り上げます。
また貝やエビ・カニなどの餌も豊富で、美味しいタコが育つ完璧な環境なんです!
淡路や明石のタコは、歯ごたえがあるのに柔らかく、甘味もたっぷり!噛むほどに旨味がしみ出るような極上の味わい!
7月に仕入れた約5kgの淡路由良のタコ。
めちゃくちゃ足が太い!
タコは共食いをさけるため
通常は1匹ずつネットに入れられてきます。
それを朝市場で仕入れて、活け〆して納品するのですが
目と目の間に包丁を横にして活け〆すると、このように足全部がサ~ッと白くなります。
これがキチンと活け〆された状態。
包丁を縦に入れてしまうと、半分しか〆られません。足も4本だけが白く変化します。
生でも美味しいタコですが
湯だこにするともっと旨味が強く出て美味しくなります!
湯だこを作る方法はいろいろありますが、これは湯に酢と濃口醤油を入れてゆがいたもの。
柔らかく仕上げるために、炭酸水や番茶を使う人も多いです。
天ぷらや唐揚げにするときも、一度湯がいたものを使用する方が衣がべたつきにくくなります。
薄くスライスしてタコ刺しや、乱切りにしてたこぶつに。
そのまま何もつけなくても充分なほどの強い旨味と甘味!
醤油だけでなく、塩ごま油や柚子胡椒ポン酢などを添えるのも良いですね。
北海道では「マダコ」を石たこと呼びます。
北海道で『タコ』と言えば「水タコ」が主流。
その名の通り水っぽく柔らかいタコなので、硬さのある「マダコ」は石タコと呼ばれるのです。
なんと1月!北海道から飛行機で飛んできたこの蛸。
マダコの北限は三陸辺りと思っていたのですが・・・
海水温が上昇したせいか?最近よく獲れるんですよ~
それにしても上手くゆがけています。
硬すぎず適度に締まった身には旨味もたっぷり。
しかもかなり安い!
安くて使い勝手がよくて仕込みも楽でその上味もいい!これはかなりのおすすめ商品です。
タコのオス・メスについて
この画像のように
吸盤が大小さまざまで雑然と並んでいるのがオス。
同じ大きさの吸盤が整然と並んでいるのがメスです。
一般的にメスの方が柔らかく美味しいと言われていますが、あまり気にして買ったことないです・・・
オス・メスより、足が太くて短いもの、よく肥えているものを優先して買っています。
ボイルタコとして売られているモーリタニア産の物などは気にした方がいいのかな?!オスは固く・メスは柔らかいとされています。あまり買わんから知らんけど。
タコの寿命は1年~数年だと言われています。
大きく差があるのは蛸の寿命は繁殖活動に左右されるから。
タコの繁殖活動は一生に一度だけ、生涯最後にして最大のイベント。
というのも、タコのオスは交尾した後、ほどなく死亡。
繁殖期に交尾できなかったオスは生き延びることに。
メスは産卵を終えると、約1か月もの間、ひと時も休まず卵の世話をし孵化させると死んでしまいます。
海の中でメスが子育てをする生物はタコ以外にほとんどないようです。ちなみにタツノオトシゴは親がその卵を抱きかかえて子育てします。が、子育てするための育児嚢という袋を持つのはオスで、メスはその袋に産卵します。
マダコの実際の入荷状況
2023-4 久久の「お買い得」なタコ!淡路の小たこは柔らかくて甘い!
たこめっちゃ値段上がってんで~まけてもk2500やわ。このところk4000円とかもあるもんな~
夏の風物詩でもあるタコの価格が高騰し続けています。
特に去年は高すぎてほとんど手が出せなかったので、タコを買うのはホントに久しぶり。
この日入荷していたのは
淡路の小たこ!
小さいと言ってバカにできないのがこの淡路のたこ。
身は柔らかく、しっかりと甘味があります。
そして噛み締めるほどにあふれ出る旨味!
一夜干しにしてみました!
掃除したタコを、塩水に浸けてから
軽~く干し上げます。
雰囲気でマヨネーズ添えてみましたが、そのままで十分旨味と甘味があります。むしろ何もつけない方が美味しいです。なんでマヨ添えたんやろ・・・
他には唐揚げや甘辛く煮付けるのもいいですが、軽く酢と濃口を入れた湯でゆがいて、ゆがきたてを食べてもらうのもいいでしょう。素材の良さがめっちゃ感動的!