【旬の魚】べにてぐり～加熱調理するとビックリするくらい海老？！

何はともあれ、まずはこの画像をご覧ください。

海老やん？！

実はこれ海老ではないんです。(バレているとは思いますが・・）
なんと！ベニテグリを三枚おろしにして、塩焼きにしたもの。

見た目海老ですが（そう思い込んでください）食べてみると・・・
想像以上に海老みたい！

皮目の甲殻類のような風味。
身は加熱するとキュッとしまりますが、ゼラチン質のおかげでパサつかず「ちょっとふわっとした海老食感」
さすがに味は魚ですが、面白いほど海老っぽい魚。
それがベニテグリ！

尻尾を海老風にカット。
でも生ではそんなに海老っぽくないですね。

基本的に三枚おろしor松葉におろして使いましょう。

海老風味の魚ですが、もう一つ特徴があります。
それは「身離れが悪い」こと。
なので「食べやすさ」を考えると、三枚or松葉におろし腹骨をかくのがベスト。
残った小骨は加熱しても硬いので、出来れば抜いてあげましょう。

もちろん頭を落として水洗いし、丸々焼き物や揚げ物にすることもできます。

仕入れ屋橋本

ところが身がキレイに取れないんですよね～
最終的にかぶりつくことになりますが、それでもなんかきれいに食べ切れない感。

ウロコやぬめりが無く調理がしやすい魚。
皮目に独特の風味があり、それを生かすために基本的に皮つきで調理します。
ただ「皮の臭いが苦手」という方もいるので、皮を付けるか外すかはお好みで。
ただし皮をとると「海老感」は格段に落ちます。

エラ蓋が閉じてる

と思ったらエラ孔は小さく上に向いています。

大きくて鋭いトゲもあるので注意！

皮を外すときは、

まずは尾っぽの方から背びれをすき取るように包丁を進めます。

後頭部まで来たら、腹の皮一枚残して頭とカマをを落としましょう。
この時は頭をギリギリで中骨を切り離してから、カマを外しています。
できるだけ身が頭に付かないようにするならこの落とし方。

頭右・腹が上になるようひっくり返し、包丁の刃元で中骨を抑えながら、左手で頭を持って尻尾の方に引っ張ります。

仕入れ屋橋本

スルスルッと皮が引けます。ただし「海老感」は格段に落ちる。皮を引いた後にも赤く色素がありますが、加熱した時の風味は少しだけ。頭を持つときはエラ蓋にあるトゲに注意！

ベニテグリの料理・レシピ

ベニテグリ唐揚げ

宮崎店長

ベニテグリの風味を重視し、皮つきのまま松葉におろし唐揚げに。
頭は開いて叩いて骨せんべいにして添えています。