いかにも南方系の魚らしい派手派手しいその見た目。
いかにも「フエダイ」の仲間!という感じ。
8月小笠原から入荷の物ですが、とにかくよく肥えています!
尻尾の方までしっかり肥えてるのを見ると
この時期のフエダイがいい脂やから、こいつも結構脂のってんちゃうん!
と期待しちゃいますよね~
仕入れ屋橋本
しかし脂に関しては期待外れ。少し水っぽい身ですが、しっとり甘みがって味は良い。特に皮目は旨味がしっかりあります。
なんか、こんな魚他にもいましたね・・・
めっちゃ肥えてるのに脂はなく、しかし身の味がすこぶるいい。
そうヒメダイ!
そう言えばヒメダイもフエダイ科。
フエダイ科ヒメダイ属。(フエダイはフエダイ科フエダイ属)
ハナフエダイもヒメダイ属に属しています。
そう聞くと納得の脂のりの無さと美味しさ!
今の所こちらに入荷するのは小笠原の物だけ。
活け〆などの手当てがされておらず、鮮度的にも刺身はギリギリ。
元々身がやや水っぽいうえに、特に刺身ではぼけた感じの味になるでしょう。
仕入れ屋橋本
なので刺身にするときも、いったん塩で〆るか、昆布〆するなど水っぽさを抜いて旨味を引き出す工夫が必要。皮に旨味があるので、焼き霜造りなどが美味しいです。
ヒメダイ同様加熱する料理でこそ本領を発揮する魚ですね。