地元北海道ではそんなに珍しくも高くもない魚です。
が、こちらの市場に入荷してくることはめったにないので、ほとんど知られていないです。
市場には時々、北海道からの航空便で鮮度の良いものが入荷してきています。
地元ではk500円くらいで売られているようです。
そんなに珍しい魚でもないし、高級魚でもない。
ですが!
飛行機代もかかるし、こちらでは非常に珍しい&話題性もあるので多少高くても買ってOK。
k1000くらいなら妥当ではないでしょうか。
キュウリウオの特徴といえば何と言ってもその香り
同じキュウリウオ目のワカサギやアユも、この「ウリ系」の香りがします。
とはいっても近づいてよーく嗅いだら「あ~いい香りがするなぁ~」くらい。
それに比べキュウリウオはさすがキュウリウオ目の親玉!市場に並んだそばを通るだけで強烈に胡瓜の香り!見てなくてもそれと気づくほど。
※古い文献ではアユはサケ目アユ科となっていますが、1994年にキュウリウオ目がサケ目から独立しています。
この香りを大好きな方もいれば苦手な方もいます。
胡瓜そのものを嫌いな方は毛嫌いするでしょうが、加熱調理するとこの香りはこの魚独特の風味に変化、ほとんど気にならなくなります。
キュウリウオのおすすめの食べ方
結論から言いますと、ウロコだけとって腹は開けずに丸々塩焼き、アツアツのうちに食べるのが一番美味しい!秋には白子も入っていたりするので丸焼きがおすすめです。
丸焼きをアツアツで食べるのが一番!
ふんわりとした食感、上品な旨味・風味があって上々の味わい。
昔一夜干しを作ったことがあります。
旨味が凝縮して美味しくなると思いきや・・・「なんか違う」
まずくはないが特に美味しくもない。
また塩焼きしたものも、翌日に冷めたものを食べると全く美味しくなくなってしまいます!
水分飛ばしたらダメなんですね
この水分の中に風味やらなんやらが含まれいているのでしょう。
丸焼きをアツアツで食べた時に感じたふんわりとした食感や、上品な旨味・風味が全部なくなってしまった感じになります。
こんなに美味しい魚がこんなに安いのはこのせいかもしれませんね。水分を保てるように料理するフライや天ぷらもおすすめです。ただしアツアツを食べるに限る!
まとめ
- 料理は「身に水分を保つ」ことを意識する。
塩で水分を抜いたり、加熱してからずいぶん時間がたったものはNG。 - 丸々塩焼きがおすすめですが、ほんの少し塩を強めに味付して焼くとちょうどいい感じ。