土佐清水 おきあじ
体型こそ「しまあじ」に似ていますが、鈍い鉛色。
あまり美味しそうに見えないからか？
知名度の低さもあって、あまり人気のない魚。
メニュー載せるときは「大黒アジ」として、大黒さんにあやかっておすすめしてみては？
普通に売ると誰も知らないので、本当に売れないかも・・・
仕入れ屋橋本
でも一度食べてみてください！見た目からは想像もできないような素晴らしい味わいを持つ魚なんです！
今日は約１kgの魚体。
土佐清水港からの直送品とあって、昼獲れの鮮度抜群！
肥え方も上々でこれは期待できます！
体表は黒ずんでいますが
口の中は白く、真っ白な舌みたいなのがあります。
仕入れ屋橋本
この舌、ゼラチンの塊みたいな感じ。焼いて食べたらプルンプルン。
おろして背側の身の皮を引くと、皮目にしっかりととした脂があるのが分かります。
切りつけた断面。
皮に近い部分にサシのような脂が入っています。
時間がたつと「さわら」のように白っぽくなりますが、さすがは土佐清水直送便。
透き通った美しい身！
腹は炙ってみました。
こちらはさらに脂のりがいい！
仕入れ屋橋本
刺身で食べるとアジ特有のしっかりとした旨味に、強い甘味を感じます。そしてアジらしからぬ身のキメ細やかさ！これはアジの中でもトップクラスの味わい！皮は薄いですが炙ると風味が強く、これはこれで美味しい。
カマは塩焼きに。
１時間ほど塩を当ててから焼く方が絶対美味しいです！
それほど大きな魚体ではないですが、カマと頭にガッツリ身があります。
身の繊維がきめ細やかで、なめらかな口当たり。
焼いても固くならず、アジとは全然違う魚を食べてるみたい。
でもアジらしい風味もしっかり！
仕入れ屋橋本
あらや骨の周りがゼラチン質豊かで非常に旨味と脂が強い！なので煮付けても最高に美味しいですよ！