土佐清水 おおもんはた
土佐清水からの直送便!
大きさは1kgと小さめですが、なかなか素晴らしい魚体ですね。
全身像
今回は船上活け〆神経抜き。
活け〆してあるのとないのとでは大違い!特にハタ系の魚は熟成させることが前提の魚なので、きちんと処理された魚を買うことが大切です。
実は今日は熟成させて3日目の物。
美しい透明感のある素晴らしい身質です。
脂があるのが見て取れます。
内臓脂肪がスゴイ!
キレイに活け〆しているので内臓までめっちゃキレイ。
まだまだ小さめの魚卵が入っていました。
残念ながらフィロメトラがうじゃうじゃ・・・
人に害のある寄生虫ではないですが気持ち悪いのでゴメンナサイ。
産卵前で一番美味しそうなときですね!
お盆明けで台風の影響あった時期なのでk3000でもお値打でした。
小笠原 しもふりはた
正直言って小笠原の魚で、感動的な魚と出会った記憶がほとんど無いです。・・・相性が悪いのか?いい魚は近場の関東におろして、残りを大阪に持ってきているのでしょうか?
そうは思っていても滅多に入荷の無い魚ですから、一応チェックは必要です。
全身に白い斑点のような「霜降り模様」があるからシモフリハタ。
鮮度はまずまずですが、活け〆もしていないので、長期の熟成にはむきません。
あまり大きくならないハタなので魚体としてはかなりいい方。
肥え方も上々ですが、他のハタに比べると少し身が柔らかく感じます。
これが本来の身質なのか?それとも鮮度や処理の問題なのか?
肥えてた割りには脂はあまりありません。
この時期他のハタ系の魚には脂のある個体もいますが、こいつはこんな感じで体脂肪少な目なのかな?
味わいは「さすが!」ハタ。
上品ですが深い味わいで煮付けや鍋系の料理には最適!
やっぱりあらの周りの味わいが最高です!
加熱料理するとキュッとしまって固くなりますが、パサつきが全くない!特に焼くとしっかりとした歯ごたえに。噛むほどに美味い深い味わい!前言撤回、小笠原の魚旨いです!
しかし刺身はハタ系の魚としては平凡。
おそらく活け〆処理していないため、味がぼけていたものと思われる。
ということは・・・
きちんと活け〆血抜きして、熟成させたこの魚はどんだけ美味しいんでしょうか!?