ちょこちょこ水揚げはあるようですが、まとまらないので市場流通にはほとんど乗らない魚。
数年に一度入るか入らないかくらいのレア度。
ぼうずこんにゃくさんによると「知っていたら学者級」
すっかり存在を忘れてしまいがちなので・・・パッと見た時
「ヒレが長いのでイトヒキアジの幼魚か？！」
なんて思っちゃったりして。
こっちがイトヒキアジ。
ヒレの長さが全く違いますし、そもそもあんまり似ていません。
ヨロイアジの方がツルっとピカピカ！メタリックで金属を思わせる肌感。
背側の色は青っぽいですが、腹側はまさに白銀。
ヨロイアジの「鎧」は日本の甲冑ではなく、西洋のプレートアーマーを思わせます。
仕入れ屋橋本
こんな硬そうなナリしてますが、ウロコは非常に細かくとりやすい。下処理にはほとんど苦労ありません。
腹にはしっかりと脂。
活け〆ではありませんが非常に透明感と鮮度感。
身割れなんか一切しなさそうなしっかりとした身質。
アジというより白身魚に近い感じ。
皮目にはそこまで脂はありませんが
刺身に引くと血合いの部分にしっかり脂があるのが分かります。
仕入れ屋橋本
身全体にもしっとりと脂感があります。しっかりとした歯ごたえで食感まで白身魚みたい。血合いも少なく見た目にも美しい！脂がねっとり甘く、上品さの中にアジらしいしっかりとした旨味。これ・・・シマアジより美味いかも。
皮を炙って焼き霜造りにもしてみましたが、皮の風味が強すぎてちょっと焼きすぎたし・・・
せっかくの上品な旨味が半減。
おどりや京橋
刺身めっちゃ旨いですが、焼いたり加熱調理しても、他のアジのように硬く締まらず尚旨い。食感はどちらかというと「シズ」みたい。なのでこんな感じでセットにしてご提供してみました！